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2008.09.30

☆はじめまして☆ ~Taeko~

はじめまして!
November TeamでのスタートをめざしてGAIAコース在籍中のTaekoです。
社会人経験を経てなぜか?ここにいるという感じで不思議な感覚でいます。
CICDに来るまでは日本では高齢者福祉施設でケアワーカーをしていました。
専門学校を卒業し、都内で数年と1年ブランクおいて県内で数年ほどケアを専門職として働きました。職場内異動でデイサービス部門から認知症対応型グループホームへ移り仕事をしていた時に感じたのが、

「ここの利用者はお金持ちしかいないな…」

とのことだったのです。私の仕事は日々の生活のケアとケアマネージメントでしたが次第に

「このままでいいのか…」

と。
そんな時にたまたまG8が日本で行われることに対してアクションを起こす運動がありました。
始めは軽い気持ちで参加するつもりでした。
しかしこれが私の人生を変えることになったのです。
そのアクションはビラを配るものでしたが、その内容は「もっと先進国はアフリカの問題に関心をもとう!」ということだったのです。
この時まで関心を持ちながらも全くこのことに気付かないでいたのです。
そのことはかなり衝撃的で「もっと知りたい!私にできることはないのか?」と衝動に駆られ探し始めた時にCICDを見つけました。
何も考えず直感だけで中尾さんにコンタクトをとり、今ここにいます。

GAIAを始めて1ヶ月経ちましたがめまぐるしい日々です。
英語が話せない困難やLeafletの大変さに戸惑うばかり。
1か月たってようやく落ち着いてきたところです。
これからさらにDIになると大変になるとは思いますがGAIAがDIに持ち越さないようにみんなで頑張るのみです。
毎日が合宿生活でとてもにぎやかです。みんないい人たちなので助かっていますよ。
ほんとに半端な気持ちで国を離れてきたわけではないから真剣です。
私も仕事を辞めることにはためらいはなかったけど半端な気持ちでいるつもりはないですよ。

まずは英語の勉強から(笑)

TAEKO
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2008.09.28

自己紹介★ 9月チーム 

はじめまして。
9月チームに参加しているRといいます。
始まって1ヶ月近くが経ちましたが、CICDの生活にもだいぶ慣れてきて毎日忙しいけど日本とは全く違う日々を楽しんでます。

私は大学3回生の前期が終わり、1年間休学してこちらに来ています。
高校生のときから途上国に対する興味が強く、大学では国際関係学を専攻しています。
在学中は長期休暇を利用して海外にボランティアや旅行に行ったりしていました。

主な興味は南北問題や紛争やアフリカ、中東地域に関してです。
戦争やテロなど世界を渦巻いている憎悪の連鎖が何故なくならないのか、平和とはなんなのか知りたくて中東の国際政治や文化などを扱う地域研究のゼミに入っていました。
「悪」といわれている中東側から現代の世界情勢や問題を見ることは新しい発見と学びの連続で、当たり前だと思っていた世界が実は当たり前ではないのではないか、自分はこんなにも無知であったのかと驚き、
さらに途上国と先進国を隔てる不均衡に疑問を抱くようになりました。
戦争や搾取などの根源は貧困や文化的摩擦であり、それに対して何ができるのだろうと思っているうちに、日本で本や講義で勉強しているよりも実際に自分の目で見て途上国の問題に関わりたいという気持ちが強くなりました。
もちろん経験も技術もない一学生である自分が行っても何にも役に立たないんじゃないか、むしろ迷惑になるのであったら行かないほうがいいのではとの挌闘もありましたが、実際に知らなくては動くことはできないと思い、少しでも動きたかったからです。そこでこのボランティアの参加を決めました。


先週からファンドレイジングが始まりましたが、いろんな世界が見えてきて興味深いです。
たいがいアフリカでボランティアという言葉を聞くだけでNOっていう人
国は違えど「I’m African」といって雑誌を買ってくれる人
「イラクにも飢餓がある。それを知っているのか。」と言ったイラク人、などなど。
本当に日々考えさせられています。

あと5ヶ月間のDI期間を経てアフリカに行くわけですが、
悔いの残らないように今与えられたこの環境を精一杯頑張りたいと思います!

2008.09.27

こんなこともするの!?

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9月の12,13,14日にビルディングウィークエンドがありました。
普段は1ヵ月に1回土日だけですが、今回は大がかりにするということで3日間ありました。
しかも、デンマークやニューキャッスル、バーミンガムからも手伝いにきてもらい、90人掛かりで1つのイベントみたいでした。まだ終わってなくて、そのままのところもありますが・・・。

どんなことをしたかというと・・・
ペンキの塗り替え
トイレの付け替え
シャワーの付け替え
キッチンの付け替え
じゅうたんをはがしてフローリングにする
などなど

こんなこと自分たちでするの??と思うけど、
アフリカやインドに行ったときのことを考えるととても役に立つと思います!!!

とはいえ、わたしにとってはじめてのビルディングウィークエンド、今までこんなことは全くしたことがなく、1つ1つ教えてもらいながら、ペンキ塗り!!!思った以上に楽しかったです。

せっかくいろいろなところから集まっているからこういうときはだいたいイブニングプログラムがあります。各国でいろいろ出し物をすることになり、日本はゆかたを着て、なんとKOTAとMASAとSENも女性用のゆかたを着用、メイクもバッチリしてKOTAのギターとともに”上を向いて歩こう”を熱唱。
日本の文化はヨーロッパの人からすれば珍しいのかウケはそこそこでした。


9月チーム NOZOMI

2008.09.12

Second hand book saleプロジェクト-アフリカで本は必要なのか?

ここでアフリカでの活動のまとめと感想を…

と、いきたいところなのですが、実はこのプロジェクトにはもう1つ別のお仕事があります。

Second hand book sale(中古本販売)というお仕事です。

これは2006年12月に開始したばかりの新しいプロジェクトで、活動目的などは中古衣類・靴販売と同じです。


実は、私のメインのお仕事はこっちの中古本販売だったのです。

本当に皆さんにお伝えしたかったのは、こっちのお仕事のほうです。

なので、自分のまとめと感想を話す前に、このプロジェクトについてお話させていただけたらと思います。



「アフリカで本の販売???」

と、このプロジェクトの名前を聞いた時、おそらく90%以上の人は不思議に思うでしょう。

なので、最初は「何で本の販売が必要なのか?」ということを簡単にお話しようと思います。

「アフリカに必要なのは、衣類、食糧、安全な水、教育/農業の改善と向上だろう!何で本なんか販売する必要があるんだ!単なるビジネスだ!」

と、思われてもごもっともだと思います。

しかし、それだけで片付けられないと私は思います。

衣類、食糧、安全な水、教育や農業を必要とする人がアフリカ・マラウイで多くを占めるのは事実です。

ですが、それ以外にも、別のものを必要としている人がいるとは思いませんか?

アフリカ・マラウイでは、全員が衣類、食糧、安全な水、教育や農業を必要としているわけではありません。
これらを十分に持っている人も居るのです。

簡単に言います。

都市や街に居住している人、大学や学校に通っている人、会社に勤めている人、

つまり、ほんの少し所得に余裕がある人々が求めているのは、本です。


そして、実際にマラウイの学校や公立図書館も本をたくさんと必要としています。

なぜなら、教育にとても大切となる教科書や絵本をはじめとする本が十分にないからです。

あとは、マラウイで開発に携わっていたり、働いたりしている外国人の人にも当てはまると思います。


マラウイには、全くといってもおかしくないほど、本がありません。

本屋さんは、都市に1つあるかないかです。

本を購入しようと思うと、値段にびびってしまいます。
そう、衣類や靴と同様にとっても高いのです。

なので、いくら所得に少し余裕がある人でも、中々そう簡単に本を購入することができません。

ですが、何度も言いますように、本を必要としている人はとても多く居ます。

特に、教育本・ビジネス書物や絵本はとても重宝されています。

Humana People to People マラウイでは、そのような人たちを対象にこのプロジェクトを開始しました。

次に、このプロジェクトについて詳しくお伝えします。


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テーマ : アフリカ - ジャンル : 海外情報

2008.09.09

中古衣類・靴販売プロジェクトとは?

 前回に引き続き、私が携わっていたプロジェクト「中古衣類・靴販売ビジネス」についてお話しします。
 ながーくなってしまったので、休憩を入れながら読んでくれると読み終えると思います(笑)


 このプロジェクトですが、大き分けると以下の写真のように、3つの部門で構成されています。

Production
Production


Wholesaleのお店
Whole Sale(卸売り販売)


Retailshop
Retail Shop(小売店)


 今回はこの3つのそれぞれの仕事内容について詳しくお話しようと思います。

 1.Production
 
 これはトラックで運ばれてきた衣類・靴を搬入して、その品物を種類や品質別に仕分けをし、圧縮された後に包装して2と3の各お店に搬送するお仕事を行います。

 包装されたもの、写真1と2で見られる白い透明のプラスティックみたいなのに包まれている衣類は商品として扱われます。

 私達の間では、これを「ヴェール」と呼んでいます。



 Productionのお仕事は中々簡単ではありません。

 なんといっても、同じ作業をずーっと繰り返すので、疲れちゃいます。

 これはTシャツ、これはズボン、これは女性の服。。。。。
 この品質はA、これはB、これはC。。。

 などをいちいち1つずつ、たくさん山ほどある服全てにチェックをしないといけないからです。

 しかも、靴は片方しかなかったり、もう片方を探すのに苦労したりと…。

 飽き性の私には、正直、面倒くさい作業でもありました。

Productionの様子・仕分け
仕分け作業の様子。大きな白い袋に、種類・品質別に仕分けされた衣類を入れる。


 ですが、本当はこの作業が一番大事なんですけどね。
 特に仕分け作業は、後に商品として販売する際に影響を左右するので、さぼると見事にツケがまわってきます。
 
 最終的な売り上げを左右していると言っても、過言ではありません。

 なので、リーダーやDIであるボランティアは、きちんと一緒に働きながら、指導・監督しなければなりません。
 一緒に働かないとだめです。じゃないと、何が問題だとか、何を改善しないといけないかがわからないからです。


2.Whole sale shop(衣類・靴の卸売り)

 Whole sale shopとは、卸売り販売のことです。
 2006年に私が活動した際には、このお店はマラウイで11のお店がありました。(今はもう少し増えていると思います。)

 さて、卸売り販売というのは、1で包装された「ヴェール」をお客さんにそのまま販売することです。
 この「ヴェール」には7~8種類のカテゴリーと重さがあり、お客さんが好きに選んで購入することになってます。

 こんなにたくさんの服が入ったのを販売してどうするの?って思われるかもしれません。
 実はこの「ヴェール」、お客さんに販売された後は顧客の自由になります。
 つまり、購入したお客さんは地元のマーケットでこのヴェールの品物を販売するんです。

 そう、いわゆる小さなビジネスです。

 彼ら自身に小さなビジネスの機会を与えて、彼ら自身の収入の増加を見込むのが目的です。



 アフリカでは、マーケットで衣類が販売されるのが普通です。
 マーケットに行くと、とても多くの衣類や靴が販売され、値段や人集め、デコレーションも様々です。

 多くの人は、Humana People to Peopleが行うWhole sale shopから品物を購入し、これをマーケットで販売しています。
 お客さんは意外と、女性の方が多いんです。
 副業として行っている方が多いんでしょうね。



 お客さんがヴェールを購入した時、例えば1つのTシャツの単価が100クワチャだとしたら、このお客さんがマーケットで販売する時は、150クワチャで販売したりします。

 上手な人は、たった2、3日で1つのヴェールをマーケットで売りさばく人もいます。
苦手な人は、1ヶ月以上かかります。
 平均は、2~3週間くらいでしょうか。

 時期にもよります。

 マラウイは雨季(11月~4月)と乾季(5月~10月)にわかれます。
 雨季は売り上げが下がり、乾季はとてもいいです。

 何故だかわかりますか??

 みなさんも、雨が降ったときには外に出たくないですよね。
 ましてや、マラウイのマーケットは野外です。
 なので、商売がしようありません。
 だから、自然と売り上げが下がってしまいます。(クリスマス時期は別)

 逆に乾季のときはとても好調です。
 晴れてるので、みんな外にでます。
 しかも、6、7月はメイズの収穫時期で、90%以上が農民であるマラウイの人たちは、この時期は収入が増加します。
 
 なので、商売にもってこいです。

 みなさんもお金のないときに、ショッピングはしませんよね?
 そんな感じです。


 DIの人がこの仕事を任されたとき、重要になってくるのはマーケティングです。

 より多くのお客さんにお店に来てもらい、購入してもらうためにも、サービスやサポートを行わないといけないです。

 具体的には、購入したお客さんと一緒にマーケットに行って、お客さんがどのように販売しているのか、一般の人は何を求めているのかなど、基本の0から知らないと駄目なのです。

 お客さんが販売に行き詰っていたら何が問題で、どんなサポートが必要なのかも一緒に考えていく必要があります。

 なぜって、お客さんが上手に販売すれば、そのお客さんはもっと多くの商品を私達のお店から購入できるからです。
 お客さんの商品販売の終了が早いほど、そのお客さんが次の新しい商品を求めて私達のお店にやってきます。

 なので、実際にマーケットに行ってヴェールの売れ行きもチェックしないと駄目です。


 3.Retail shop(小売店)

 これは普通の服屋さんのことです。
 マラウイには9つのお店がありました。
 
 
ブランタイヤの看板
メイン・ショップ、ブランタイヤのお店の看板。

 
サリマのお店
小さな町サリマにあるお店の外観。


 ここは普通の服屋さんと同じなのですが、売り方にちょっと変わったシステムが導入されています。
 それは「4 Week cycle」と呼ばれるものです。

 このシステムなんですが、Productionから新しく受け取った商品を全て1ヶ月以内に売りさばかないといけないんです。

 しかも、翌月まで一切の新しい商品を受け取ることができません。
 それに加え、中古衣類・靴なので全てがいい商品であるわけでもありません。

開店準備
新しいく届いた商品を仕分けして、店頭に並べる準備をしているところ。


開店準備
 仕入れの後は、1つずつの商品をチェックして値段をつけたり、数を数えたりする。全てが手作業になるため、2~3日間はお店を閉めてスタッフ全員でこの作業を行う。

開店準備
 シャツを店頭に並べる時でも、例えば色の配色を考えたりして並べてみるだけで、見栄えが異なる。これらは全てDIのアイディアがもとになる。


 この4Week Cycleシステムの結果、どういうことが起こるかというと、


 ・システム開始時、つまり新しい商品が店頭に並ぶ月初めは、品質がよくファッショナブルな品物画多いために、高く販売できるため、連日満員の顧客数と高い売り上げを保持できる。しかし、これらの品物は売り切りも早く、2週間後にはいい品物が店頭からなくなる。

 ・2週間後に店頭に並ぶ品物が顧客の高いニーズにあったものではないので、高く販売することができない=売り上げが下がる。そして、自然と顧客の足が減る。

お店の様子
新しい商品が店頭に並んだときの、お店の様子。たくさんのお客さんが来店するので、ごちゃごちゃになる。


 なぜ1ヶ月に1回しか商品を受け取れないの?
 なんでこんなシステムを導入しているの?

 この理由としては、やはり品物を海外から受け取っているということにあります。

 つまり、定期的に、必要時にパッと仕入れができないんです。

 商品を受け取った時に、半分を保管して足りない時に店頭に出していこうということも試みましたが、なかなかうまくいかないのが現実です。(これについては後でお話します。)


 DIの必要な仕事は、まずこの問題をどうやって解決するかということじゃないでしょうか。
 特に、このプロジェクトはビジネスなので、基本的にお店の運営を第1に考えます。

 そのためには、まずはお客さんのニーズを知ることがまず大切です。
 いくらが適応な値段であるのか、どんな商品を求めているかなど…。

 あとは、スタッフのトレーニングも大事です。

 服が落ちていたらきちんときれいに並べ替える、たたみなおす。
 お店が汚かったら、そうじする。
 お客さんが来店したら、お客さんをサポートして手助けをする。。。

 日本では当たり前のことですが、残念ながらアフリカではそうではありません。
 お店をよく見せてもっとたくさんの人に来てもらうように、DIが中心となってスタッフと一緒にお店のデコレーションを考えたり、広報活動もしなければなりません。

 
クリスマス・キャンペーン
 クリスマス・キャンペーンのときは、DIが中心になって全てのお店のデコレーションを考え、一緒にお店を飾っていく。デコレーションのほかにも、チラシ配りやポスター貼りなどを中心に広報にも力を入れる。

 
お店の様子>
 お客さんの目につくように、見栄えのある服を壁にかけてみたりして、些細なことでも細かくスタッフと一緒にやってみる。

 
広報活動
 オフィスでの広報活動。チラシ・ポスター作りや、打ち合わせを行う。オフィスでの広報活動だけではなく、実際に町やマーケット、近くのお店を回ったりもする。
 

 私達やみんなにとっては、当たり前に知っていることや、できることがアフリカではまず通じず、できないです。

 お店のデコレーションや、接客の大切さは私たちにとってはごく当たり前のことですが、私達が知っていることが必ずしも彼らも知っているとは限りません。

 ポスターを手書きで書くにも、紙やペンがなかったりします。
 オフィスに行っても、プリンターが突然に壊れたり、コンピューターがなかったり…。
 
 外を回ったら、バスで移動しているときに渋滞に巻き込まれたり、バスが故障したり…。

 とにかく、予想外の、想像外のことがいつも起きるので順調にことが進まないのが普通です。

 
 しかも、アフリカの人はとってもマイペースです。
 
 日本人のように、時間を守ったり時間一杯にきびきび働くということはまずほとんどないです。

 「これをやってみよう!」となっても、いざとなると、まず予定通りにできないです。

 日本とは全く正反対の環境の中で、全く違う人々と一緒に協力し合ってビジネスを行わなくてはなりません。

 DIの人は、そんな中でいかにうまく人々を動員し、信頼関係を築いて仕事をしていけれるかが活動する上の最大の鍵になります。
 ユニークなアイディアや新しい案の企画・実行、広報、コミュニケーションやマーケティング、リーダーシップなどのスキルも重要になってきます。

 だけど、それよりももっと重要なのが「柔軟性」だと私は思います。

 これについてはもう少し後でまた説明します。。。


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2008.09.07

資金調達という仕事の大切さ

3月チーム/デンマーク

 広報担当者です。
 CICDでは9月チームが新しく開始し、まもなく3月チームがアフリカ/インドへと派遣される時期となりました。

 こういうとき、いつも思い出すのは、自分がマラウイに派遣された時のことです。

 マラウイでの活動が終えて、1年が過ぎました。
 今では多くの人々がマラウイに派遣されるのを見送る立場となってしまいました。。。

 何だか、年をとった気がします(笑)

 今回は、少しだけ、1年前を思い出して、自分の活動と関わったプロジェクトについて思うままに書いてみようと思います。

 よろしければ、お付き合い下さい♪


 私がマラウイに派遣されたのは、2006年11月~2007年4月末まで。
 マラウイでは、雨季の季節でした。
 雨がものすごかったのと、そのせいで住宅の下水管が破裂して、床下浸水になってしまったことを今でもよく覚えています。

マラウイの山
マラウイ湖
 
 私が活動したプロジェクトは「Second hand clothes and shoes sale」という、直訳するとまぁ「中古衣類販売」というものです。

 簡単に言うと中古衣類を販売する、ビジネスのお仕事です。

 現地のマラウイでは、このプロジェクトは「Fundraisng]と呼ばれています。

 ここで多くの皆さんは、「イギリスCICDのように、アフリカに行ってまで雑誌を販売したり、何かをして資金を集めるのか!?」
 と、びっくりされるかも知れません。

 中には、ゲゲゲッ…!と思わず一歩引かれる方もいらっしゃると思います。 

 まぁ、もちろん、皆さんはFundrasingというお仕事なんて、一番やりたくない人が多いです。
 何せ、CICDで嫌というほどするのですから。

 なので、正直、ほとんどの方がこのプロジェクトに行きたがりません(泣)
 
 ですが、本当は一番大切な、一番やりがいのあるお仕事なんです。
 これから、少しずつ説明していきますね。


 Second hand clothes and shoes saleプロジェクトについて

ブランタイヤRetailshop1ブランタイヤRetailshop2ブランタイヤRetailshop3

 まずは簡単にこのプロジェクトの3つの活動目的を紹介します。

 1.この活動から得た収益で、他のプロジェクトを運営する。
 2.現地の人に雇用の機会を与える。
 3.現地の人に入手可能な値段で衣類・靴を提供する。


 1.この活動から得た収益で、他のプロジェクトを運営する。

 アフリカで活動しているHumanaは、ヨーロッパやアメリカで活動しているHumanaから衣類・靴を受け取ります。
 Humanaはとても大きな国際的団体です。
 なので、ヨーロッパやアメリカでは、みんながいらなくなった中古衣類を回収し、それを中古として販売するビジネスを行っています。
 その収益をアフリカ/インドのプロジェクト運営資金として投資するのと同時に、回収した衣類や靴をアフリカへ送っています。 
 
 スペインの中古衣類販売店
スペイン1スペイン2

 マラウイの場合、フィンランドやアメリカから衣類・靴を受け取っています。 
 船で運ばれてきたこれらの品物は、現地で仕分けされ、包装して発送を行い、販売しています。
 この収益からは、運送費を負担する必要がありますが、それ以外はHumanaマラウイが運営する他のプロジェクトのために投資されます。

 例えば、私が活動していたころのマラウイでは、主にHOPE(HIV/AIDS予防・撲滅運動)とチャイルド・エイドのプロジェクトに投資されていました。
 そのほかには、教員養成学校と職業訓練校にも少し投資されていました。


 2.現地の人に雇用の機会を与える。

 船で運ばれてきた衣類・靴は、ごちゃまぜになっているので、仕分けをしたり、包装したり、お店に発送しり、販売人が必要になってきます。

品物の到着仕分け包装
 
 上の写真は、衣類・靴を受け取ってから、包装までの簡単な流れを紹介しています。

 何をするにも、人は大切になりますよね。
 特に、マラウイには機械をはじめとする便利なものがないので、人力がとても大切になります。

 このプロジェクトの活動を支えているのも、人です。
 この人たちの大半は、現地のマラウイの人たちです。

 Humana マラウイでは、現地の人を雇用し、この活動を支えてもらっています。
 私が活動していた2006年当時で、すでに275名が雇用されていました。

 仕事がない状況の中で、少しでも現地の人に雇用に就く機会を与え、彼ら自身も一緒になってプロジェクトを運営していくのは、他のNGOにはあまり見ない、珍しいケースでもあると思います。


 3.現地の人に入手可能な値段で衣類・靴を提供する。

 これは日本の皆さんには少し想像がつきにくいかも知れません。

 なんといっても、日本では品質やブランドにこだわらない限り、衣類や靴は簡単に購入することができるから、尚更です。

 しかし、アフリカ・マラウイではそうはいきません。

 産業や工業も発達しておらず、そのため、ほとんどが外国からの輸入となるためにかなり高いです。
 ワンピースが4000~5000クワチャだったりします。(安くても800~1000クワチャ)
 
 これは、マラウイの人達の約1か月分のお給料です。
 
 しかも、靴はもっと高いです。

 これじゃぁ、必要でも買えませんよね。

 なので、みんなお下がりや、譲ってもらったもの、あとは中古で安く購入することを望みます。
 
 Humanaマラウイが中古衣類販売をすることで、確かにある人は安く衣類や靴を購入することができるのです。
 
 Humanaマラウイでは、平均300~400クワチャで販売します。(靴は少し別)
 安い時期では、40~100クワチャのときもあり、これはすこし上等のパンと同じ値段くらい。

 あと、クリスマスなどのイベントや、その他、定期的に衣類・靴などを孤児や農村の人たちに無料で支給しています。(下の写真を参照)
 コミュニティ


 ちなみに、現地にはもちろん伝統衣装があります。
 だけど、都市やわりと発達した街では、みんなは洋服を着用することを好みます。

 これは日本人と同じじゃないでしょうか。

 たまに、「こういうことをしているからアフリカの産業が発達しないんだ!」
 という意見も聞きますが、全くその通りだと思います。

 しかし、現実はその面だけを聞き入れることはできません。

 日本でも、結局はほとんど中国からの輸入ですよね。
 
 フェアトレードや、日本製のものを購入しようと試みようとしている人は、少ないのではないでしょうか?(私は大好きですが)

 
 というわけで、これが中古衣類販売プロジェクトの活動目的です。
 次に、もっともっと詳しく説明していこうと思います。

 お付き合い願えたら幸いです。。。


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CICD

Author:CICD
CICDはイギリスに在籍し、非営利団体No.3390280に登録されたボランティア養成学校です。
当校では、アフリカ/インドでボランティア活動を行う「国際ボランティアプログラム」参加者を募集中です!


連絡/お問い合わせ:cicd05@yahoo.co.jp

ウェブサイト:CICD日本語ウェブサイト

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